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防腐剤不使用ーmOrganics9つの品質基準の考え方①ー

2022 1/23

こんにちは!

これから何回かに分けて、エムオーガニクスの9つの品質基準について説明させていただきます!
その中から、mOrganicsの目指す世界観を感じていただければと思っています。

今日はまず、 防腐剤不使用に関してです。


化粧品の防腐剤として代表的なものが、パラベンとフェノキシエタノールです。
その他にも、安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸、デヒドロ酢酸などがあります。

パラベン、安息香酸、ソルビン酸、デヒドロ酢酸は食品にも使われています。
パラベン、安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸、デヒドロ酢酸は経口の医薬品にも使われています。
フェノキシエタノールは外用薬や注射の防腐のためにも使われています。

おお、結構食品や医薬品にも使われているんですね〜。
食べても良いなら肌に塗る分には安全かも・・・って思いますよね。

そして、海外のオーガニックコスメ認証団体によっては、安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸、デヒドロ酢酸などは使用可である、と規定しているところもあります。

しかも!!!、


安息香酸は、シナモン、クランベリー、プラムなどに自然に含まれています。

サリチル酸は植物によって生成される天然の化学物質です。
様々な食物に含まれており、サリチル酸にアレルギー反応をおこしてしまうと、とてもたくさんの食べ物を食べられなくなってしまいます。

フェノキシエタノールは、自然界においては綿花地帯の近辺に見出される空中浮遊物質であり、また日本茶の一種である玉露の揮発成分でもあります。

パラベンも天然の食べ物の中に広く存在しています。


これらの防腐剤は、私たちの身の回りに存在し、普通に吸い込んだり食べたりしている成分なのです。
え???じゃあこの成分を化粧品に使って何が悪いの?ってなりますよね。

確かに、成分自体が悪いのではありません。



では、なぜmOrganicsはこれらの成分を不使用としているのでしょうか?

それは、
その成分が天然の状態で存在するのか、合成された単一の成分として添加されているのか?
の違いがあるからです。

例えば醤油です。
天然醸造の醤油は、大豆・小麦・塩・水+麹菌や酵母菌や乳酸菌の働きによって作られます。
発酵の過程で安息香酸が作られるため、天然醸造の醤油にも安息香酸が含まれています。
この本醸造の醤油に含まれる安息香酸は大豆,小麦由来だと言われています。

一方、安い醤油は脱脂大豆やアルコール、甘味料、アミノ酸などから作られ、保存料として安息香酸が添加されています。

本醸造の醤油に含まれる安息香酸と安い醤油に含まれる安息香酸。
この2つを違うと思うか、同じと思うか・・・。
それは皆さまの判断にお任せするしかありません。


その判断材料にしていただきたいのが、次の考え方です。

天然由来成分だから身体に優しくて100%安心!ということはありえません!


防腐剤無添加化粧品が必ずしも優しい化粧品ではないことを知っておきましょう。なぜなら、フェノキシエタノールやパラベン以外の防腐効果がある成分が使われるからです。その成分に刺激性があれば肌にダメージを与えるのです。

これ↑はよく問題になるところですが、当たり前の話だと思っています。
天然由来100%だから安全・安心で誰に対しても大丈夫!ということはありえないのです。

何に対してアレルギー反応を起こしてしまうかは人それぞれです。
エムオーガニクスで防腐目的で使用しているローズマリーエキスに反応される方ももちろんいらっしゃいます。
美容液にはその他たくさんの植物エキスやエッセンシャルオイルを配合していますから、それに反応してしまう方もいらっしゃいます。

万人に使っていただける化粧品は作れないのです。


その中で、できるだけ喜んでいただけて、将来に対しても安心して使い続けていただけるように、との考えのもとに商品開発をしています。



防腐だけでなく、美白、保湿など何でも良いのですが、今いまの効果、即効性に関しては合成成分のほうが優れています。
しかし、未来への展望という点では、天然の成分に軍配が上がります。

本当に将来的にも無害な合成成分が作られることを期待したいですが、今のところ、そのような成分はありません。
そして、本当にそんな成分を研究する必要があるのか?とも思っています。

その裏には動物実験で苦しんでいる動物たちがたくさんいますから・・・。



私たちは自然の一部です。
自然から切り離されて生きていくことはできません。
ならば、自然の恩恵を存分にいただきながら、自然に生きていくのが一番良いのではないかと思ってしまうのです。

合成成分は不自然です。
単一の成分のみを作り出し、添加する。
そこに不自然さが宿り、自然である私たちの身体の仕組みとは相容れないのだと思っています。



醤油の話に戻ります。
合成成分のほうが安全だと主張する方もいます。
それは、その成分の安全性が分かっているから。
天然成分のほうが良いと思う方もいらっしゃいます。
それは、歴史的に安全の実績があるからです。

天然のものには、検出しきれない多種多様な成分が含まれています。
その中には人にとって有益に働いてくれるものも、害を及ぼすものもあります。
しかし、その自然に存在するものの中から、人は何千年もかけて有益なものをチョイスし、量を調節しながら使い続け、最適なモノと量を見つけ出してきたのです。
有害であるものも無毒化して使う方法を見つけたり、毒性そのものですら”毒をもって毒を制す!”という使い方も見つけてきています。

私たちmOrganicsはそれを大切にしています。



私は、主要な成分を混ぜ合わせて作った醤油では、醤油の奥深さを出すことはできないと考えているため、本醸造の醤油を使っています。
自然のモノの持つチカラはその奥深さにあると思っているからです。
そして、確実に本醸造の醤油のほうが美味しいです。


そんな感覚的な話どうだかな・・・、とおっしゃる方はもちろんその判断に従ってください。
でもだからといって、何が含まれているかわからない=奥深い天然由来のものが悪いという話にもなりません。
合成と天然、どちらを選ぶかはその人次第だからです。



私たちmOrganicsでは、できるだけ自然であることを目指し、できるだけ環境に負荷をかけないことを目指しています。

その想いで製品を創っていることをご理解いただけるととても有り難いです。
体質は人それぞれですし、特にmOrganicsの美容液にはたくさんの植物エキスが含まれています。
できるだけ刺激のないものを選びたいという想いと、植物のチカラを最大限に活かしたいという想いと、香りもテクスチャーにも妥協したくないという想いが入り混じり、ミックスされた結果、この製品として出来上がっています。


あなたのお肌のチカラを取り戻すお手伝いができることを願っています。

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