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合成着色料不使用ーmOrganics9つの品質基準の考え方⑥ー

2022 8/04

化粧品であっても食べ物であっても、購入するときにまず確認していただきたいところは、裏ラベルです。

①添加物として何が使用されているのか?
②農薬・化学肥料や、遺伝子組み変え・ゲノム編集された原料が使用されているのかどうか?

②に関しては、裏ラベルの表示だけでは判断し難いですが、そういった視点から選ぶ努力はすべきだと思っています。



食品の添加物は、原材料と添加物を / で区切るか改行してわかりやすく表示することが義務付けられています。
ですから、裏ラベルさえ確認すれば何が入っているのかがわかります。
単純に言うと、添加物がたくさん並んでいるものは避ければよいのです!!

ーが、曲者は一括表示が認められていることです。

イーストフード、ガムベース、かんすい、酵素、光沢剤、香料、酸味料、調味料、豆腐用凝固剤、苦味料、乳化剤、pH調整剤、膨張剤、軟化剤

これらは一括表示が許されています。

例えば、ラベルには”乳化剤”とだけ書けばよいのですから、何種類添加してもOKなのです。
何が含まれているのかは、消費者には全くわからなくなっています。

ヨーロッパ基準で表示したとすると、添加物の名前が長々と続いてしまう・・・、のが日本の食品の現状のようです。
それを誤魔化すための一括表示とも言われていますから、これらの表示を見たら要注意なのですが、加工品には当たり前のように入っているものばかりです。

また、加工助剤やキャリーオーバーの成分は表示が免除されています。

できる対策は、
高度に加工されたものは避ける!
それに尽きます。

裏ラベルのチェックをしつつ、これも意識しながら、賢い消費者になりたいと思います。




一方、化粧品は全成分表示となっています。

しかし、裏ラベルを見てもわからない名前がたくさん並んでいて、どれが良くてどれを避けるべきなのかの判断ができない・・・。
私はずっとそう思っていました。

しかし、たくさんの裏ラベルを見てきてわかってことは、やっぱり良くわからないカタカナがたくさん並んでいるものは避けるべきなのだ!ということです。

ーとなると、一般に売られているものは、ほぼ確実に選ぶことはできません・・・。

化粧品の成分表示に関しても、シンプル・イズ・ベストなのです。






さて、ようやく今日の本題、着色料についてです。

化粧品の場合、着色料は、メイクの発色のためだけでなく、色をつけて製品の見栄えをよくするためにも使われています。
スキンケア用品にも製品のイメージ通りの質感を出すために使われていることがあるので要注意なのです!!



化粧品に配合される着色料は

有機合成色素(タール系色素)天然色素(動・植物由来)無機顔料

に分けられます。


○色○号と、色名と番号がついたものは全て合成色素です。
ただし天然色素なら100%安心かと言うと、そうでもありません。

選ぶ基準は、昔から使われていて経験的に大丈夫だと言われているもの。
そして、”この色、必要だろうか?”という視点も大切です!!

これって何のための成分なんだろう?
こんな着色いらない!
こんな香料なくていい!
こんな味不必要だ!(歯磨きなんかの場合)

そう思ったら、その製品は避けましょう!

多分、その他にもいらないものが入っています・・・。







物価が上昇している今、安いものはますます危険になっています。
価格を維持するためには、原料の品質を下げ、安いものを使うしかありません。
原料の質が落ちると、今以上に添加物に頼ることになります。
また、保存性を上げ廃棄を減らす必要性もでてきます。

味や食感の悪い原料を美味しくするために何が使われるか、想像してみると良く分かると思います。
それは、化粧品に関しても同じことが言えます。



自分にとって必要なもの、不必要なものを見極め、賢く選んでいただきたいと思っています。

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