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《香害》香水が苦手な人は健全な嗅覚の持ち主かも

2020 8/18

お部屋の消臭、芳香剤や衣類の柔軟剤など、人工的な香りは「香害」をもたらします。
合成化学物質は、頭痛や吐き気、集中力の低下を招いたり、アレルギーの原因になるとも言われています。

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嗅覚を麻痺させ、神経系をおかしくする合成香料

デパートの化粧品売り場。
頭痛がしたり、吐き気がしたり・・・
あの”むっ”とした香りが大の苦手。

あなたは平気ですか?

ブランド香水や化粧品の多くに石油から作られた合成香料が使われています。
香料までもが石油から合成して作ることができるのです。

モダンなファッションとともに、時代の象徴としてゴージャスな香りがもてはやされた19世紀後半。
石油から作られた不自然な香料が、人体にどのように影響するか考えられることもなく・・・。

香りの成分は鼻から吸収され脳にダイレクトに伝わります。

アロマテラピーのように、心身を健やかに導くこともできれば、ホルモン分泌のバランスを崩したり、アトピーの原因になったり、神経を乱す力も香りにはあるのです。

ただ悩ましいのは、化粧品の成分には「香料」としか書かれていないので、消費者が見ても、天然の香料か合成香料かはわからないところ。
どうすれば、合成の香料を避けられるか?

天然香料には、天然の精油が使われることが多いので、「ダマスクバラ花油」とか「ラベンダー油」というように、精油名がそのまま記されることが多いようです。
100%ではありませんが、「香料」とだけしか記載がない場合、合成である可能性があるので、それがひとつの目安になるかもしれません。

21世紀、必要なものだけを残し、未来に必要ないものは手放す時代

最近のデータでは、合成香料のひとつ”アルデヒド”が、生体の染色体異常を引き起こすと報告されました。
合成の香りが苦手なのは、とっても健全なことかもしれません。

いっぽう、天然植物から得られる天然の精油を使った香料は、アロマテラピーで知られているように、心身を健やかに導く働きがあります。
美肌効果やリラックス、リフレッシュ効果、ホルモンバランスの調整など、うれしい作用がたくさんあるのです。


紀元前の時代から世界各地で医療や美容、宗教的な目的で広く使われてきた芳香植物。
19世紀から20世紀は科学や産業が発展した時代。
21世紀は、私たち人類にとって必要なものだけを残し、未来に必要ないものは手放す時代のような気がします

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(2018.7.7&2019.1.13&31の記事をもとに加筆修正してアップしています)

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