今日は海藻由来成分の「スイゼンジノリ多糖体」をご紹介します!
(全成分)ダマスクバラ花水、グリセリン、ローズマリーエキス、グアーガム、褐藻エキス、アルギン酸Na、ビワ葉エキス、スイゼンジノリ多糖体、オウゴンエキス、アロエベラ葉エキス、クロレラエキス、クズ根エキス、ヒアルロン酸Na、アカツメクサ花エキス、セージ葉エキス、ダイズエキス、クワ葉エキス、シャクヤク根エキス、トウキ根エキス、カニナバラ種子エキス、ハマナス花エキス、コメ発酵液、ユズ種子エキス、ダマスクバラ花油、ゼラニウム油、マニラエレミ樹脂油
スイゼンジノリ
熊本県にある水前寺 江津湖にだけ自生する食用の淡水産藍藻類です。
江戸時代には高級郷土料理の食材として幕府に献上されていたそうです。
このスイゼンジノリから抽出されるサクランは、2006年、ある研究を進めていた北陸先端科学技術大学院大学の教授らにより偶然発見されます。
その研究とは、バイオ資源からプラスチックを作るというプロジェクト。
スイゼンジノリは非常に綺麗な地下水・湧水でのみ育ちます。
そのため、日本の水資源から生まれる貴重なバイオマス(財産)であると考えられたのです。
数々の藍藻を探索し、バイオプラスチックの原料となるものを抽出する工程中、廃棄物として大量に含まれていたのがサクラン。
非常に粘性が高いゲル状物質”サクラン”を発見したときのことを、このように綴っておられます。
興味をそそられたためそれをビーカーに集めた。
この「ゲル状物質」は非常に粘性が高く粘着質であったため、翌日にビーカーを洗いやすいようにと大量の水を注いでおいたところ、「ゲル状物質」はその水を吸って大きく膨潤しビーカーからあふれ出ようとしていた。
その様子は非常に印象的なものであり「これは何か有用な新素材になるのではないか?」と予感させるものであった。
もし、このときにこの物質に興味を抱くこともなく単に邪魔な副産物として取り扱っていればこの世にサクランは誕生しなかったのではないかと考える。
すなわち偶然の産物とはまさしくこのことを言うのではないか。
(引用元:https://katosei.jsbba.or.jp/view_html.php?aid=428)
これまでにない可能性を予感させるサクランを発見した瞬間です!
研究が進んでいくとさらに、美容面において期待できる効果がわかってきました。
・超保水特性
一般的にヒアルロン酸の保水力は自重のおよそ1,200倍と言われており、一方サクランは6,100倍という期待どおりのすごい値となった。
・抗炎症特性
サクランには抗炎症効果、特にドライスキンの改善に効果があることが見いだされた。
ヒアルロン酸とサクラン水溶液(それぞれ0.2%)を用いて乾燥肌の女性(45~60歳)の前肢に塗布し、水分の減少を示す経表皮水分損失測定を行った結果、サクラン水溶液を皮膚塗布後、4時間後にはヒアルロン酸よりも3倍以上水分の損失を防ぐ結果となった。
(引用元:https://katosei.jsbba.or.jp/view_html.php?aid=428)
mOrganicsのジェルを初めてつけたとき感動した。
あの「ぴゅーっと入っていった!」「どんどん吸い込む~」「肌が欲しがってる~」は、サクランの働きだったのですね。
あやうく捨てられてしまうところだったサクランに、類まれなる保水力と抗炎症効果があることをよくぞ見出してくださいました!
自然界は宝の山✨
自然界はいろんなものを私たちに与えてくれているのですね。
スイゼンジノリが育つ地下水・湧き水がきれいでなくなってしまったら、私たちはその恩恵を受けることができません。
私たちはその恩恵に感謝し、できるだけ自然界を荒らさないように配慮することが大切ですね。
今日もお読みくださりありがとうございます!
(2019年6月22日の記事をもとに加筆修正してアップしています)
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