オゾン層の破壊が問題になった頃から、紫外線がますます悪者になってしまいました。
しかし日光浴をすることは私たちにとって必要なことでもあるのです。
賢く対処して、太陽の光の恩恵を受け取ってくださいね!
紫外線の基礎知識
紫外線にはUVA~Cまで3種類ありますが、地球上に降り注ぐ紫外線はUVAとUVBの2種類です。
強い殺菌作用があり、これが地表まで届くようになると生物相に大きな影響を与えかねないといわれているUVCは、今のところ地上までは届いていません。
しかしこの先、オゾン層が破壊され、地球の環境が変化し続ければどうなっていくのでしょうか?
私たちのためにも、地球環境は大切に護っていきたいです。
UVAとは・・・
UVAは真皮まで入り込み、エラスチンやコラーゲンといった繊維状のタンパク質を切リ刻んでしまいます。
そのため皮膚の弾力がなくなり、それがシワの原因になるといわれています。
UVAをどれだけ防御するかを表すのがPA値(PA+〜PA++++で表示)
ガラスを透過して部屋の中まで入ってきますから、部屋の中でも要注意です。
UVBとは・・・
UVBは表皮までしか侵入しませんが、細胞内のDNAに影響を与えます。
DNAが変異させられるため、発がんのリスクが高まります。
身体はそれを阻止するためメラニン色素を作り出し、表皮のいちばん外側で紫外線を防御しようとします。
それが日焼けです。
そのときにビタミンDを生成します。
UVBをどれだけ防御するかを表すのがSPF値(数値が高いほど防ぐちからが強く、50+が最高値)
ガラスを透過しないため、晴れた日の戸外での対策が重要になってきます。
紫外線対策 3月と梅雨の晴れ間は要注意
年間を通しての紫外線対策が必要といわれていますが、特に3月〜9月は注意が必要な季節となります。
その中で一番注意していただきたいのは3月です。
冬から春へ、私たちの氣持ちも肌も、まだ紫外線に対して準備ができていないからです。
冬のままの氣持ちで外へ出ると、思いのほか肌はダメージを受けています。
日本で紫外線が一番強くなるのは夏至の頃、6月です。
6月は梅雨で、曇りや雨の日が多いためあまり危機感はないかもしれません。
しかし、梅雨のあいまの晴れ間は要注意です。
紫外線が一番強い時期なのです。
月間に降り注ぐ紫外線量はやはり7月・8月がピークになります。
紫外線対策の本番の時期です。
しかしこの時期は体感が伴いますから、紫外線対策はバッチリですね!
シワ予防で重要な紫外線対策
表皮のシワは保湿によってある程度改善させることができます。
しかし紫外線(UVA)により真皮の繊維が切断されてできてしまう真皮のシワは治りにくい・・・。
深く刻まれた目尻のシワ。
このような深いシワは紫外線によるシワで、改善することは難しいのです。
UVAにより刻まれた真皮の傷が深いシワとなり、UVBに反応して作られたメラニン色素がシミとなります。
紫外線の当たらない部分の皮膚は年をとってもきれいですよね?
それが自分の本来の肌。
紫外線による老化をいかに防ぐかは、お肌にとってはとても重要なのです!
サンスクリーンの上手な使い方
「SPF」や「PA」値、この値を見てUVカットコスメを選ぶことになりますが、高ければ高いほど良い、かといえばそういうことでもありません。
シーンにあった製品を選んで使用しないと、むやみに高い値の製品では反対に肌に負担を与えてしまいかねません。
おすすめは、できるだけ合成成分や界面活性剤の入っていないナチュラルなもの。
普段使いなら低い値のもの、もしくはmOrganicsのスキンケアシリーズと日傘などで十分です。
首や襟元、手の甲、足の甲など、塗り忘れのないように気をつけましょう。
そして、汗をかいたり手で触って落ちてしまうと効果がなくなってしまうことは当然ですよね。
こまめな塗り直しをお忘れなく!
おひさまの恵み・日光浴の恩恵
しかし紫外線は諸悪の根源、というわけではありません笑。
紫外線から身を守りましょう、と書き続けてきましたが、紫外線を必要以上に避ける弊害も存在します。
ビタミンDの不足です。
ビタミンDを体内で合成するためにはUVBを浴びる必要があります。
ビタミンDアップのために、干し椎茸を直射日光に当てるのはそのためです。
ビタミンDは食べ物から取り入れることもできますが、多くは日光にあたることによって体内で作り出しています。
ビタミンDは骨を強化し、免疫力を上げるためにも重要な栄養素です。
骨粗しょう症の気になる年代の方は特にビタミンDに気をつけてほしいと思っています。
骨の健康にはカルシウムやマグネシウムだけではなく、ビタミンDが大きな役割を果たしています。
しかしビタミンDは不足しがちな栄養素で、多くの日本人に足りていないといわれています。
室内に閉じこもりがちな生活習慣、その上紫外線を避けるためサンスクリーンを日常的に塗る。
このような生活では不足するのもうなずけます。
UVBはガラスを通しては入ってきませんので、部屋の中ではビタミンDを作ることができません。
外に出ておひさまの光を直接肌に浴びることが大切なのです!!!
手のひらや足の裏側など、普段太陽の光の当たりにくいところの日光浴がオススメです!
10分〜30分ほど日光浴をしてビタミンDを合成するとともに、ストレス解消してみてはいかがでしょうか?
日光に当たり続けると皮膚がいくらか赤くなるが、そうなるまでの時間をもし知っていたなら、その時間の4分の1だけ週に3〜4回当たればいい。そうすれば必要なビタミンDの量は満たされ、肝臓や体脂肪の中にもいくらか蓄えることができる。(チャイナスタディー P477より引用)
ビタミンDは20日間ほど貯蔵できるようです。
毎日でなくて大丈夫なので、外に出て日光浴してみてくださいね。
北半球の極北部地域では、1型糖尿病、多発性硬化症、関節リウマチ、骨粗鬆症、乳がん、前立腺がん、大腸がんなどの病気が、他地域より多い傾向が見られるのだ。例えば、多発性硬化症の発病が緯度の増加と関連していることについて、80年以上も前から研究者は知っていた。
多発性硬化症は赤道から離れるにつれて増えていて、はるか北方地域と赤道周辺地域では100倍もの大きな相違がある。(チャイナスタディー P474より引用)
日光不足は病気と関連する唯一の要因ではない、としていますが、大きな要因の一つであると思われます。
多くの日本人に足りていないといわれているビタミンD。
日光浴を見直してみても良いかもしれません。
ヨーロッパの人々は日光浴が大好きで、短パンタンクトップで歩きまわり、真っ赤に焼けても氣にせず焼き続けています笑。
特に北欧の人々が夏の間はここぞとばかりに日光浴をして、日光の恩恵を最大限に受けとろうとするのはうなずけます。
紫外線を毛嫌いせず、私たちももう少しおひさまの恩恵を受け取ったほうが良さそうです。
食を見直し運動をしてストレスを減らす!いつもの3点セットです〜
紫外線の害は怖いけれど、紫外線の恩恵もうけたい・・・。
それにはバランスを考えたやり方が大切です。
頭においてほしいことは、血行を良くすること!です。
血行を良くすると肌に栄養がいきわたると同時に、老廃物はきれいに掃除してくれますから、日焼けの害も軽減です。
血行が良くなれば肌のトーンも上がってきれいになります!
特に寒い季節には運動や入浴で血行を良くし、しっかり汗をかかないと老廃物がたまってしまいます。
暑い、寒い、コロナだと言って部屋に閉じこもってばかりでは、日光浴どころか、筋力も衰えてしまいます。
筋力が衰えるということは、血液やリンパ液を流すポンプの力が弱まっているということなので、全身に影響します。
血行を良くするためには、血液サラサラの状態であることが大切です。
そのためには食事を見直し、運動をして、ストレスを減らす、ということです!
食生活と生活習慣の見直し+筋力アップで体質改善&素肌革命!です。
”内から7割、外から3割”
一番の日焼け止め対策、及び日焼け後の対策は、水分と栄養を補給して肌を健康な状態に保ち続けることです。
表皮へは外側から、真皮へは内側から、です。
”内から7割、外から3割”をラウレアグリーンズがオススメするのはそのためです。
この記事が毎日の生活を見直すきっかけとなったら嬉しいです。
自分の健康は自分で護る。
お肌もきちんと護りながら、お陽さまの恵みも受け取りますます健康になりましょう〜
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